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大杉谷:3日目 桃ノ木小屋~粟谷小屋へ

10月16日(金)桃ノ木小屋で朝食をすまし、出発準備完了

今日も晴れである。

大きな石と言うか、岩石がゴロゴロと積み重なるように、宮川に並んでいる。その谷沿いを歩くのだが、・・・慎重に慎重に・・・

嫋やかに流れる澄み切った沢を足元に見ながら進むと、七つ滝に展望ぢへ着いた。

展望台からは、いくら数えても七つに見えない・・・思い切って、滝つぼまで行ってみたいな気分だが、

それも叶わない・・・口惜しい・・・

七つ滝を左に見ながら高度を上げていくと、足元に小さな花が・・・リンドウか???

 

沢を吊り橋で渡り、やっと平らな地に出た。ここで一休みか・・・あれれ、休まず進んで行ってしまった。岩にへばりついた、ダイモンジソウに別れを惜しみながら、俺も、必死に前の列についていく。

どうやら先頭をまかした現地ガイドの巽(タツミ)さんは、崩壊地を越えた広場まで行きたかったらしい。なるほど・・・

絶好の休憩地だ・・・いま来た登山道を振り返る・・・かなり時間をとった休憩だ。ふと天を仰ぐと、

まだまだ好天が続きそうで、青空が谷一面を囲っている。

これでもかっと、言うくらい休んだ後・・・またしても滝が現れた・・・光滝だ・・・

滝に見とれていて、足を踏み外すと真っ逆さまに谷底へ・・・気をつけろ・・・

隠滝・与八朗滝を見ながら上流へと進む

なんか?テレビに出てきそうな、探検家みたいだにゃあ””

そして、この吊り橋を渡り終えると、堂倉ノ滝だ・・・

よし、ここで弁当だ・・・え~~と、水場は?っと巽さんに聞くと・・・

ここ全体が水場だよとのこと・・・えっ、嘘・・・本当だよ

飲んでみた。実に美味しい・・・こんなでっかい水場は初めてだ・・・感激・・・

この堂倉滝から一気に尾根道を登ると、粟谷小屋へと続く林道に出る。

今度は、谷から見えなかった稜線を見ながらの登山だ。

ふと空を見ると、いつの間にか怪しげな雲が・・・

着いた・・・粟谷小屋だ・・・

そして、何時ものように大大宴会・・・夕刻、空から雨粒が落ちてきた。

明日が心配だ・・・っという訳で、夜は更けていくのであります。

10月17日(金) 最終日 粟谷小屋から大台ケ原へ

夜中、激しい雨音に何回か目を覚ました。やっぱり・・・でも少しは小ぶりになったようだ。

朝食をすまし、カッパを着込み出発・・・ここからは、谷は現れない・・・ひたすら登山道を日出ヶ岳に

向かい上り詰める。

シャクナゲ平で立ち休憩・・・高度を上げるにつれ、段々と寒くなる。そして木立も秋の装いに変わる。

そして大台ケ原の最高点、日出ヶ岳山頂だ・・・樹林帯を抜けてからは風も強くなり、山頂でゆっくりもしてられない・・・退散、退散・・・大台ケ原駐車場へと向かう。

途中、樹林帯に入り小さな沢水が出ていたところで、サンショウウオを発見・・・冬支度をしているのだろうか?これから冬眠に入るのか?カメラのレンズが雨粒で濡れて良く写らない・・・

大駐車場へ到着・・・うわ~~登山者の大行列・・・大型バスが続々と上がってきた。

っという訳で、午前11時頃到着・・・車に乗り換えて、湯で汗を流し、故郷へと引き返してきました。

沢コースでは、雨に降られず、本当に良かったです。   皆んさん、ご苦労様でした。